MY HOMEの理想と現実②

つい先日まで、ある工務店と契約を結ぶ直前まで行きました。

 

土地は、私たちの希望条件にすべてあてはまり、しかも大きさも価格もぎりぎり予算に見合う物件を買ってもらい、上物とセットで提供頂くことになりました。

 

上物も、デザイン力では、私たちの地域の工務店の中では強い会社なので、主人も「ここがいい!」と即決しました。

 

数か月かけて、私たちのライフスタイルや理想像(前記事の①ご参照)をヒアリング頂き、上物のイメージやパースをご提案頂いて、私たちも気に入り、次の打合せはいよいよ契約前の見積りとなりました。

 

見積提示の打合せの当日。

 実際に予算に見合うかの不安と、いよいよ契約直前!といった期待が入り混じった気持ちで打合せに行きました。

 

まずは、見積の前に、以下の図面を見せてもらいました。

・仕上げ詳細図

・平面詳細図

・立面図

・コンセント配線図

 

・・・といろいろ専門用語を並べましたが(私も素人なのでよくわかりません)、要は、これを見て実際に建築できるほど詳細な図面をいくつか作って見せて頂きました。

※平面詳細図のイメージ

f:id:snow02220:20151206112654p:plain

 

 

そして、いよいよ見積もりの提示が・・・!

 

□総額

xxxx万円

□内訳

AA工事:aaa万円/一式

BB工事:bbb万円/一式

CC工事:ccc万円/一式

    :

 

イッシキってなんですか??

 

そう、私たちは住宅業界の見積書を、この時初めて見ました。

そして、初めて知りました。

工務店に限らず、ハウスメーカーでも「一式」単位で見積書を作成することを。

 

 

そして・・・

主人が、ブチ切れました・・・笑

 

理由①

実は、見積もり提示打合せの前より、営業さんに「工数(人件費)や材料費が明確にわかるような見積書を提示してください」と再三お願いしておりました。

それなのに、上記見積書が出てきました。

向こうの言い分としては、毎回このフォーマットで出してるから問題ないし、図面通りに詳細な工数や材料費を計算するのに、一週間の工数(数百万)が追加で発生する。

必要であれば、追加費用を上乗せしてもよいなら対応すると平然と言われたこと。

 

ん?見積書作成って、普通の企業であれば営業費(お客に請求しない費用)じゃないんですか??

私たちがおかしいのでしょうか・・・?

 

理由②

営業さんに”一式”の内容を聞いたところ、きちんと回答できない。

主人が「あなたはそれでxxxx万円出せるんですか?」と聞くと、営業さんは「・・・わかりません」と答えました。笑

また、見積もりの根拠として、メーカー製品のキッチンや建具、外構製品の資料を頂いたのですが、すべて一番安いモデル・・・

当初より「ホテルライク」と伝えてますよね?生活感あふれるモデルで、どうやって「ホテルライク」を実現させるんですか?

 

理由③

主人は建築関係の仕事(企業向け)をしていると以前も書きましたが、主人の業界は、”一式”なんて単位の見積書は作成しません。

材料費、工数、仮設費用、廃棄費用等々、費用の内容をきちんと明記した見積書をいつも作成しているため、「住宅業界は、こんな簡単な見積もり作業で儲けてるのか!」と激怒・・・(これが一番気に障ったそうです)

 

 

 

私たちは、この工務店を批判したいわけではありません。

また、上記のことは、この工務店に限ったことではないと思っています。

ただただ、住宅業界の現実を知って困惑してしまいました。

(追記:もちろん!きちんと見積もりを提示される業者様もいらっしゃると思います)

 

そして・・・せっかく見つけた土地も手放し(建築条件付きのため)、ふりだしに戻ってしまったことに、ショックを受けました。

 

それでも、理想のMY HOMEを建てるためには、すべて納得して進めて行きたいと改めて感じました。

 

また土地探しからのスタートです。

 

 

 

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